剣の舞い 3号 剣の舞い 6号 剣の舞い 9号 剣の舞い11号 剣の舞い13号
剣の舞い17号  剣の舞い19号  剣の舞い24号 剣の舞い26号 33号別紙

    第13号 平成13年 秋の号  編集責任者 岩澤博子
          昇段審査(後期)のお知らせ

    初段〜3段  11月 4目(日) 茅ヶ崎市立旧体育館(梅田小前)
     4段〜5段  11月11日(日) 県立武道館
審査に向け、各受験者の皆さん、努力してください。日本剣道形もしっかりと身につけて、審査に望んで
ください。形の流れがつかめたら、次には気迫ある仕太刀、打太刀になるための練習をつみかさねてく
ださい.(木刀という意識でなく、真剣を手にしてやっているという気構えで行なうと迫カが違います、)

        第8回藤沢市少年少女剣道練成大会

    11月11日(日) 9時開会秋葉台文化体育館
昨年度より一般の団体戦も追加されました。会員の皆様、奮って参加してください。
日程は、午前の部は小学生から一般までの団体戦: 小・中学生5人制
    藤沢ロ一タリークラブ(優勝旗争奪戦)
              一般の部3人制
              ・年令、段位無制限
              ・高校生は各1名で先鋒となる。
    午後の部は小学2年生以上から中学生3年までの個人戦:

     第56回藤沢市民総合体育犬会・剣遺犬会開催される !
去る8月26日(日)秋葉台文化体育館にて、剣道大会が開催されました。各種目別の入
賞者は以下のとおりです。選手の皆様お疲れ様でした。賞には入れたのも各先生方の
ご指導のおかげです。これからも精進してまいりましょう。また、借しくも入賞できなかっ
た人は、これを糧に、自分の剣道の血や肉にして前進していきましょう。

女子小学生低学年の部:優勝*佐藤来紗 2位*塚田 径
・女子小学生4年の部:優勝*永島 望    2位*広吉春香
・女子小学生5年の部:優勝*真田美琴   2位*光宗芹奈
・女子小学生6年の部:優勝*石森絢子   2位*山川 綾
・男小生1・2宰螂: 優勝*山田裕之    2位*亀井 鴻   3位*中谷雄太、大前雅夫
・男小生3年の部: 優勝*広吉将吾     2位*古知屋貴康 3位*後藤祐一郎、岡田慎太郎
・男小生4年の部: 優勝*山田貴大     2位*杉山托美  3位*香川拓紀、岡本盛之
・男小生5年の部: 優勝*古知屋博康   2位*石井 聡   3位*金子立樹、伊沢 昇
・男小生6年の部: 優勝*朝長恭平     2位*上原正二   3位*豊 将太、橋本慎太郎
・女子中1年の部: 優勝*永島 恵      2位*北村由梨香 3位*古知屋愛美、島津 愛
・女子中2年の部: 優勝*吉川奈都美   2位*杉山美紅  3位*安彦琴美、杉山公弓枝
・女子中3年の部: 優勝*朝長郁美     2位*安達真理
・男子中1年の部: 優勝*竹原 遥    2位*東島 漿   3位*岩田、井上
・男子中2年の部: 優勝*岸本拓也     2位*高橋雄太   3位*松村 徹、中塚圭二郎
・男子中3年の部: 優勝*永島 彗    2位*山田拓也    3位*安彦剛大、中村邦行
・女子高1年の部: 優勝*中岡舞子     2位*一木真実
・女子高2・3の部: 優勝*三好文子     2位*永井万里
・男子高1年の部: 優勝*吉川違也     2位*田島恭平  3位*織田 学、片倉哲也
・男子高2・3の部: 優勝*吉川豪一     2位*赤尾太地  3位*平野将志、溝口玲史
・一般女子の部  : 優勝*向井麻美    2位*岩澤博子
一般男子の部(無段,初段):優勝*寺門学史2位*中野 聰
・一般男子の部(2段):  優勝*上田敬洋 2位*清水保孝
・一般男子の部(3段):  優勝*菅谷    2位*中村     3位ホ前田、安彦
・一般男子の部(4・5段):優勝*中村信夫  2位*大野和彦  3位*穴沢 勇、萩本健吾
                                                    
      第49回(11月3目)全日本剣道選手権大会(日本武道館)
昨年アリーナ席で見学したく9月1目発売のチケツトを15日にローソンヘ行ったら完売。
買えなかった旨をパソコンにホームページを出しておられる並木剣友会の高田喜久先生
の掲示板に記帳したら、急遽行かれなくなった人から「よろしかったら」と同額で分けてい
ただきました。そして、席を一つ前の席にまちがって観戦していたら、隣の席が高田先生
でした。そして、わたしの席の人は選手の入退場で立って観戦されていたとのこと.わたし
もこの席カがほしいと思うところでした。今年は、9月4日にローソンにいったら、完売という
ことです。また、メールでドタキャンを期待している厚かましい私(岩澤)です。

   お知らせ
    昨年より、藤沢市剣道女子稽古日が出来ました。
    毎週、第2・4土曜日10時〜12時
    会場:剣修館、川崎道場

   剣道関係行事(lO月・12月)
  10月    2日(火)〜3日(水)   剣道6,7段受審者研修会     県立武道館
        13日(土)         剣道合同稽古            県立武道館
       25日(木)         女子剣道合同練習         県立武道館
  11月      3日             全日本剣道選手権大会     東京
        4日             中部地区剣道審査会(3段以下) 茅ヶ崎旧体育館
       10日(土)          剣道請習会(審判法)        県立武道館
       11日(日)         剣道4・5段審査会          県立武道館
                      藤沢市少年少女剣道錬成大会 秋葉台体育館
       18日            剣道合同稽古          鎌倉武道館
       22日(木)         女子剣道合同練習        県立武道館
       22日           第43回大和市剣道大会      犬和スボーツセンター
  12月    2日             第48回県剣道大会          県立武道館
        8日             剣道合同稽古           県立武道館
       20日(木)          女子剣道合同練習       県立武道館

    初段問題
  問:剣道で大きな声が必要な訳を記せ。
  答:相手と向き合ったときに、腹から大きな声を出すことにより自分の心と体に活気がみな
    ぎる。気カが充実し、打突の箇所を明確にし、業が充実する効果 をもっている。ゆえに、
    元気よく大きな声を出すのである。そして、心と体に活気がみなぎると、声だけでなく、
    気迫で相手を圧倒することが出来る。掛け声と同じ意味を持っている。

     2・3段共通問題
  問:見取り稽古とはなにか。(別途参照)

     2段問題
  問:間合いについてのべよ。
  答:問合いとは相手と自分が相対したときの距離をいうのであるが、これは大変 複雑で微妙
     なものである。一般に、一足一刀の問、遠い問(遠問)、近い問(近間)、我が間、敵の間、
     心の問などがある。
     ・一足一刀の問  この間は一歩踏み込めぱ相手に打突ことが出来、一歩下がれば
                 相手の打突をはずすことの出来る間をいう。基本の間ともいう。
     ・遠間      一足一刀の問より遠い間。
     ・近問      一足一刀より近い間。
     ・我が問    自分の手元の勢力箱囲
     ・敵の間      敵の手元の勢力範囲
     ・心の間     古来「敵より遠く我より近く戦うべし」という教えがある。これは一定の
                距離を指すのではなく精神的な判断力を示している。相手の動きを正
                しく判断し、自分からは打ちやすく相手からは打ちにくい位置関係を取
                って戦う教えである。

  問:目付けについて説明せよ。
  答:剣道では相手を観ることを「目付け」といい、「遠山の目付け」が必要とい われる。人の心の
    動きはまず目にあらわれる。
   1)剣道においては、相手の目を通してその意志を察することが必要である。
   2)相手の剣先と小手との二つの動きに注視することを「二つの目付け」という。ここで注意す
     ることは、剣先や小手を観ることではない。相手もこちらの視線ですぐこちらの心をキャッチ
     する。相手の目を見ながら「剣先」「小手」の動きに「気を配る」ことを「二つの目付け」という。
   3)相手が肩に力を入れると凝りとなってあらわれる。この凝りは「隙」であるから見逃してはい
    けない。
   ※遠山の目付けとは相手を遥か遠い山を観るように相手の構え全体をみて、調和が取れて
     いるかどこに「隙」があるか見破る目のことである。
                                              
     3段問題
  問:3つの許さぬところについて説明せよ。
  答:剣道で言う「三つの許さぬところ」とは、起こり頭、受けとめたところ、
     技のつきたところである。
   1)起こり頭
    相手が心の中で、「よし、打ってやろう」という心を起こしはじめた
    ところ。動作が起こりはじめるときは、かならず、隙が出来る。
    この動きはじめた瞬間をすかさず打突する。つまり出鼻技のこと。
   2)受けとめたところ
    相手がこちらの技を受けとめた瞬間は技がつきたときと同じで完全な
    虚である。相手が攻撃にでる前にすかさず打突する。
    この技は連続技となる。(2段3段打ち)
   3)技のつきたところ
    相手が連続に打突してくる時、問合いと体勢を守り、打突をかわしたり、
    こちらも技を出したりするが、その内相手の技がつきた瞬間が打突の機
    会である。応じ技のことである。

  問:仕掛け技と応じ技の違いについてのべよ。
  答:・仕掛け技は自分から先手を取って技を仕掛けたのに対し、応じ技は相手が
    先にしかけてきたときに応じて打突する技である。相手を攻めず、相手の
    攻撃をじっと待つのではなく、あいてを十分に責め付け、相手は止むを得ず、
    無理な技をしかけなけらぱならないように攻めて対応しなければなかなか
    成功はしない。仕掛け技の条件は、間合いと機会と相手の状態を正しくとら
    え敏速動作で打突することである。
   ・応じ技は、相手の踏み込みの程度に応じて自分がどの方向にどれだけの
    距離に体をさばけぱよいか、一瞬に判断し、正しい打ち間を取って対応
    しなけれぱ成功しない。































                          「秋の宮島」
    4・5段共通問題
  問:剣道の自然体について箇条書き(5つ以上)で記せ。
  答:自然体とは、剣道の構え、運動の基礎となるもの。安定感があって、パランス
    が取れていて、無理のない姿勢を言う。
   1)両足をわずかに開き、体の重心を両足に均等にかけ、両膝を曲げないで、伸
    ぱす。緊張した伸ばし方でなく、軽く自然に保っ。
   2)上体を正しく腰の上に置き、両肩を下げて力を抜く
   3)左手で竹刀を握り、親指を鍔の上部にかけ、肘を軽くまげて左腰部につける。
   4)左手は手のひらを内側にして体にそった右に垂れ、自然にのぱします。
   5)顎を引いて顔を正しく保ち、口は軽く閉じ、目は前方を正視する。
   6)上半身を真っすぐにし、脊柱を正しくのばし、腰の力を抜かないよう
    にします。


                   「秋の宮島」
    4段問題
   間:守破離についてのぺよ。
   答:守は「見張る、番をする」「背かずに従う」
     破は「壊す、破る」離は「別れる逮ざかる」「縁がきれる」ことで剣道における
     修業の段階を言う。
     は初歩の段階で先生の教えを忠実に守り、稽古に励み、技を練ることを言う。
     は初歩を乗り越えて前進することを言う。今までに学んだ教えを完全に自分の
     ものにしさらに進んで、色々な方法を自分で学び、先生方の長所を取り入れて新
     しい内容を知り、一層強カとなることを言う。
     は一流儀一流派を編み出し、考えだすまでになることを言う。独自の境地を見
     いだし、奥義をきわめ、師から離れて、師以上になることを言う。剣道ばかりでなく、
     人生の生き方をも説いている。
 
  間:有構無構について説明せよ。
  答:剣道では構えは城にたとえられる。相手の構えに応じて、5っの構えがあるが、ど
    んな構えであってもその根底には自在に働く心がなけれぱ城のなかに人がいない
    のと同じ。心の戦いが最終的に勝敗を決定するものである夢想無念の境地で相手
    に対すれば構えは問題ない。

     5段問題                                  会社案内へ戻る
  間:気位について説明せよ。
  答:剣道における精神面の高さ、精神美とでも言えるものは「気」の働きである。この
    「気」の働きが心を充実させ、同時に体のなめらかで旺盛な動きを作り出す。
    剣道形で「気位」が特に強く要求されるのは、剣道形が剣道の技術と精神の神髄
    を集めたものであるので、この「気位」を高くもつことによって、剣道の精神美
    が言うに言えない雰囲気としてみるものに伝わってくるのである。外見上これと
    いう「形」にあらわれるのでなく、観るものにひしひしと迫る「気」の充実の高
    い気位を言う段位、称号の高低ではなく、これらの修業によって自然に出来る品
    位を加えたものを言う。

  問:手の内について述ぺよ。
  答:剣道の手の内とは、竹刀の柄を持った両の手の持ち方を言う。力の入れ方打突の時
    の両手の緊張の状熊と釣り合いなどを言う。持ち方は左手は柄がしらから小指が
    出ないように一杯に持ち、右手は鍔にふれない程度に持ち左右両手とも親指と小
    指と薬指とで握る。肘はのびすぎず、両脇の右関節をやわらかくして軽く柄を握り、
    濡れ手ぬぐいを絞る気持ちで両手首をしめ入れるようにし、左右の親指と人差し指
    の割れ目が、竹刀の弦と一直線になるようにする。打突時は、緊張と解脱を巧みに
    行ない、手の内の冴えを生み出すように努カすることが必要です。

  問:見採り稽古の心がけについて記せ。
  答:剣道の見学のことを「見取り稽古」と言う。剣道では単なる見学ではなく剣道修業の
    一つとして重んじられている。稽古や試合を見学するときは厳しい気持ちで服装、姿
    勢を正しくし、あらゆる角度から観察して、競技者同士の業の出しあいをとらえ、日頃
    の自分の技と比較対照して、反省の材料にすること。

      見学のポイント
 ・姿勢 全身がのびのびしているか、正しい姿勢か、落ち着いているか動作が敏捷で、
       円滑か、技の癖はないか、足の位置、踏み込み方や竹刀の打ち方はどうかな
       どを注意してみる。
 ・技   打突の速度、正確さはどうか、両肘の屈伸と打ちがーつかどうか手の内、剣先、
       残心、間合い、特に気剣体一致、受け方などをみる。
 ・気勢 気が充実しているか。注意が全体に行き渡っているか、驚愕・疑惑の心がないか。
         どちらが優位で機先を征しているか等をみる。

  間:正しい中段の構えについて「両足、竹刀、両肘、目付け」の点を簡単に説明せよ。
  答:両足 足は自然体から右足を一足分だけ前に出し、左右平行になる様にして、体重を
         左右平均にかけ、足先で立つような姿勢を取る。この時、踵は、あまりあがらない
         ように注意する。両足の膝は突っ張らずに弾力をもたせ、前後左右に動けるよう
          にする。
    竹刀 竹刀は弦を上に向け、剣先は、相手の目の高さより上にいかないようにする。
    両肘 腕も肩も余り力を入れず、リラックスして竹刀を持ち、大きめのポールを抱き込
        む気持ちで左手の拳は、臍から一握り程離す。
    目付け 目は相手の目を見る。そうすると相手の全身が見える。これを「遠山の目付
        け」とも言う。

  問:掛け声について記せ。
  答:掛け声は動作に活気をつけ、打突の場所を明確にし、技が充実してくるという効用を
    もっている。同時に声だけでなく気迫で相手を圧倒すると考えてもよい。どんなに大き
    な声をあげても気合いの入らない声もあり、低く、うなるような声でも身震いするような
    鋭い声もある。昔から、「三つの声」と言って
    1)立ち上がって気力の充実を示し、打突に移る掛け声
    2)気力の充実したところで防備にも変化できる姿勢で発声するとき
    3)充実した気力で防備の場合に発声するとき
    があるとされる。

  問:素振りの方法とその効果についてのべよ。
  答:「素振り」とは基本動作をひとりで稽古することである。種類には上下振り、斜め振り、
    打ち方、突き方などがある。素振りは竹刀を上下や斜めに振る動作で、これは、竹刀
    の操作や正しい方向を身につけ、打突に必要な手の内、手首(関節)の働きを知る。
    また、身体の動きや、足さばきと打ちとの調和を知るなどして、打突の基礎をひとりで
    体得できる練習方法である。準備運動、整理運動にも利用できる大切な運動の一つ
    である。左手で柄頭を持って行なう左片手素振りもある。
                                              
  問:捨身について説明せよ。
  答:危険に直面したとき、身を捨てる覚悟で、全力を尽くしてことに当たれぱ思わぬカが生
    まれ、活路を見出だせるとも言われる。断固として行なえば、鬼神もこれを避けるとも
     言われるように、身を捨てて、大胆に踏み込み打突してこそ立派に価値を得ることがで
    きる。「小川の瀬瀬を流るる栃殻も身を捨ててこそ浮かぷ瀬もあれ」という歌がある。
    これは小さな川を流れる川に沈んでは流されていく栃殻も、中の実を捨てたときに初め
    て浮かび上がることが出来るという意味である。ここに捨て実という教訓が生まれた。

  間:切り返しの受け方とその留意点をのべよ。
  答:切り返しは「打ち返し」とも言う。打ち返しは正面を打たせた後、十分な体当たりを受け、
    歩み足で左右体側に左拳はほぼ腰の高さ、右拳はほぼ乳の高さに竹刀を垂直に立て
    て引き寄せつつ受ける。
 留意点:*正面打ちは一足一刀の間合いをしっかりと取って受ける。
      *体当たりは、下腹部(下丹田)に力を込め、右足をわずかに前に出し、左拳を左前
       腰右に開いて立てて受ける。
      *体当たりを受けたら、すかさず左足を大きく一歩退いて左面を受け、右面を受ける
       ときは右足を一歩退いて歩み足で受ける。
      *相手の打ちを受けるときは、中段から竹刀を立てて、相手の打ちに合わせて軽く手
        の内を弛め、出来るだけ、左右面の近くまで引き寄せ、気剣体一致させて受ける。

  間:4つの足さばきを説明せよ。
  答:剣道における大切な要素として「一眼、二足、三胆、四力」と言われ、目付けについては
    「足で打て」と言われている。
      *歩み足:普通の歩行と同じように、右足と左足を交互に出し、前進、後退するときの
       足の使い方である。
      *送り足:前後、左右、斜めなど各方面に小さく素早く移動するとき打突時あるいは打
       突後にに身体を送る時の足の使い方で、現在の剣道でももっとも多く使われる足さ
       ぱきである。
      *継ぎ足:後足(左足)と前足(右足)の近くまで引き付け、右足から素早く攻め込んだり、
        打ち込むときやや左を引き付け、あるいは、後退するときに左足を退かずに右足をつ
       けて相手との間合を盗んだりする時の足の使い方である。
       別名「盗み足」とも言う一連の動作で行ない相手に動きを逆に盗まれないようにする。
      *開き足:左右に身体を開いてさばき、相手を攻め、あるいは打つ突くをしたり、相手の
       打つ突くを身体を開いてかわし、防ぎ、反撃する時の足の使い方である。足だけで
       なく腰を中心にして身体をさばくことである。

  問:反則2回で1本を相手に与える反則を5つ以上述べよ。
  答:1.片足が完全に境界線を出たとき(身体の一部が出たたとき)
     2.相手に手を掛け、または抱え込む。
     3.相手の肩に故意に竹刀を掛ける。
     4.倒れたとき、相手の攻撃に対応することなくうつぶせになる時
     5.不当な鍔競り合い、および打突
     6.相手に足を掛け、または払う。(相手を不当に外に出す。)等など

  問:明鏡止水について記せ。
  答:心に曇りなく静かに落ち着いている様。わだかまりややましい心が無い心境を言う。無念
    無想とも通じる。何事も思わず、何事も企ての無い心を言う。
     (あとは独学で勉強して、記述してください)

  問:三つの先について説明せよ。
  答:剣道では、先を取るか取られるかが勝負の決め手である。常に先を掛けるということを忘れ
    てはならない。
   *先先の先(先の先)
     相手の意志の動きを未然に察し、相手が動作を起こそうとする一瞬を先に打つことである。
     相手が技を仕掛けぬ先に打つ、故に先の先という。
   *先(対の先)
     相手の仕掛けを察するとともに自分も仕掛け、相打つ瞬間、相手より先に打突することを言う。
     早退する動作の中に先を取って勝つから対の先という。
   *後の先
     相手淋自分に隙があると見せて先を掛けて打突してくる竹刀を打ち落とし、あるいは凌いで、
     相手の気勢のなえるところを見て、強く打突して勝っことを言う。